新型コロナワクチン
「新型コロナワクチンを接種するように」と
年明けに職場から連絡があった。
この頃は変異ウイルス等という厄介なものも無く、感染者も少なかった。
そしてワクチンの情報が少なく、授乳や妊活に影響があるのかどうかも不確かだったので、授乳を理由に一旦断った。
職場復帰したら接種するように言われたが、育休中の間だけでも様子を見ようと思ったのだ。
ところが春頃から変異ウイルスが出現し、感染状況は悪化していった。
私と主人の職場どちらも陽性者が出て、コロナが身近に迫っているのを感じた。
ワクチンを接種したほうが良いと思ったが、心配だったのが第二子不妊治療への影響だった。接種後の待機期間は必要なのだろうか。治療をしてもすぐ妊娠する可能性は低いし、年齢的に時間が無いので、できるだけ早く治療を開始したい。
そもそもこのワクチンは胎児に影響はないのだろうか?
不妊治療専門のドクターのブログ等を見ると、胎児に影響は無く、接種後の避妊の必要も無く、妊娠中にコロナに感染するほうがリスクがあるので妊娠前の接種を推奨していた。
かかりつけのクリニックにも相談に行ったが、やはり治療前に早く接種するようにと勧められた。
一方で、ネットにはワクチンのネガティブな情報が溢れている。
急ごしらえのワクチンなので長期的な影響が不明、不妊になるという記事もある。
重篤な副反応のケースも報じられている。
周囲のワクチン接種後の状況を聞くと、1回目は腕が痛くなり、2回目は発熱とひどい倦怠感があるそうだ。何も症状が無い人のほうが少なく、副反応のきついワクチンだという事は間違いない。
ワクチン接種しても、しなくても、どちらにもリスクがあるのだ。
どちらが正解かはわからないが、私は接種する事に決めた。
ワクチン接種後に断乳し、不妊治療は接種後2ヶ月以上空けて始める事にした。
そして、先日1回目の接種をした。
接種会場は和やかな雰囲気で、久しぶりに会う職場の人と話しているうちに
あっという間に終わった。皆で接種していると、不安な気持ちは無くなっていく。
接種時の痛みは少なかった。インフルエンザワクチンの方が痛い。
30分待機した後、帰宅した。
2,3時間後から接種箇所が痛み出し、徐々にひどくなっていった。
12時間後が痛みのピークで、
「これは結構痛いぞ」と思ったが、そこから段々とマシになり、一日経過した今はほんの少し違和感がある程度でほとんど治っている。
もう授乳できないのは寂しいが、不妊治療開始までには断乳しないといけないし、良い機会だったと思っている。
薬やカフェインの制約が無くなったのは久しぶりだ。
もう風邪薬を飲んでもいい。玉露だって、アルコールだって飲めるのだ!
なんて自由なんだ。そう考えると解放感があり、ちょっと楽しくなってきた。